緊急降板の山本由伸が経緯を説明「感覚的にそんな長くなるようなものではないと思う」

好投していた山本由伸だったが…(ロイター=USA TODAY Sports)

上腕三頭筋の張りで15日(日本時間16日)のロイヤルズ戦(ドジャースタジアム)をわずか2回で緊急降板したドジャース・山本由伸投手(25)が試合後に状態について口を開いた。

中7日で迎え、2回を1安打と好スタートに見えたが、違和感を抱えていた。山本は「今週、多少(張りを)感じていた。状態がよくなったので今日の試合に登板することになったんですが、少し気になりながらの登板だった。投げていく中で少しずつ張りが強くなっていくのが分かったので早めに言って交代させてもらいました。痛めたわけではないけど、張りを感じながら投げるのはよくないので」と経緯を話した。

試合前のブルペンでも気になり、コーチともコミュニケーションは取っていた。「そこまで悪くはなかったので…。投げることはできるけど、先を考えるとよくないかなという判断をした。張りを意識したフォームになっていたのもよくない」。前回から中7日と間隔を空けたことも影響を考えてのことだったという。

検査を受けて今後のスケジュールが決めるが「感覚的にはそんな長くなるようなものではないと思う。シーズン中はいろんな調子の時がある。今週は張りがうまく取れなかった。過去にも張りがある週があっても投げることはあった」と冷静に受け止めている。移籍後初の体調面のアクシデント。長期離脱にならなければいいが…。

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