アイドル人生2年目 「僕青」リーダー・塩釜菜那が語った 「いとおしいほど好き」グループへの愛着、ふるさと鹿児島への思い

2年目の抱負を話す塩釜菜那=鹿児島市の南日本新聞社

 15日に結成1周年を迎えたアイドルグループ「僕が見たかった青空」(通称・僕青)のリーダー塩釜菜那=鹿児島県出身=が6日、鹿児島市で南日本新聞のインタビューに応じた。2年目に向け「もっと僕青を知ってほしい」と語る塩釜に、グループへの愛着や今後の抱負、故郷への思いを聞いた。

 同グループは、人気グループ「乃木坂46」の公式ライバルとしてデビュー。塩釜は23人で構成されるグループのリーダーを務める。昨年5月の上京直後からスタートした活動を振り返り「未熟なところはあったが、メンバーやスタッフに助けてもらった。自分も周囲が困っていたら、力になりたいと思うようになった」とはにかむ。グループへの愛情は人一倍。「メンバーみんなのことを、いとおしいほど好き。この1年で周りの良いところをたくさん見つけられるようになった」

 2年目の大きな挑戦は、メンバー全員が初めての舞台だ。7月の本番に向け演技やダンス、歌と全員で稽古に励んでいる。「たった一言のセリフでも、流れや意味を深く考えるようにしている。表情や動きも、舞台を広く使い見飽きないように大きく動く。難しいけど楽しい」と充実感を漂わせる。8月7日にはサードシングル「スペアのない恋」が発売予定。いちずな思いを歌った共感しやすい一曲。「大切な人を考えながら聞いてほしい」とアピールする。

 生まれ育った鹿児島での活動にも意欲を見せる。「僕青の存在や魅力をもっと地元の人たちに知ってほしい。アミュ広場のステージに立つのも楽しいかも」。「たくさんいる県出身のアイドルの中でも印象に残る存在になりたい。自分がもっと多くの方に認知され、鹿児島を知るきっかけになれれば恩返しになるのでは」と語る。

 アイドル人生2年目、新たな僕青の道がスタートした。22日には都内で結成記念ライブを控えている。場所は1年前にメンバー発表されたステージだ。「まさに僕青が始まった場所。1年間の自分たちの成長を見て、もっと応援したくなるようなパフォーマンスをしたい」と意気込んだ。

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