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種子島で初めてのグランピング施設が鹿児島県南種子町島間にオープンした。和歌山市でサーフショップを営む強力直樹さん(60)が約5年前に構想し、町にも相談を持ちかけていた。西之表市馬毛島で進む自衛隊基地整備などにより、慢性的な宿泊施設不足となっている種子島。「観光客向けに特化し、島の良さをアピールしていきたい」と話す。
グランピングとは「グラマラス」と「キャンピング」を合わせた造語で、アウトドアをリゾート感覚で楽しむキャンプスタイル。町役場から車で約10分の「Tanegashima Glamping Resort」では、793平方メートルの敷地にドーム型テント(最大5人)3棟とコンテナ(同3人)2棟を設置している。別棟にランドリーやユニットバスを備えており、長期滞在も可能だ。
強力さんが種子島に着目したのは約40年前、サーファーとして初めて訪れたのがきっかけだった。「海の美しさは想像以上。ロケットの打ち上げやサイクリングに適した地形もあり、観光資源の多さに驚いた」という。サーフィンの教え子が同町で宿泊施設を営んでおり、後に続いた。
素泊まりの料金は、1人当たりドーム型テントが1万5000円から、コンテナは7500円から。別途で朝夕2食を付けることもできる。今後は、近くの島間港からフェリーで渡ることができる屋久島にも手を広げ、ツアーを企画したい考えだ。
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