【ソフトバンク】石川柊太がまさかの初回満塁被弾 2死球に虎党たまらずブーイング

前川右京に満塁弾を打たれた石川柊太

苦しい出だしとなった。12球団最多9度目の交流戦制覇がかかるソフトバンクは16日、本拠地(みずほペイペイ)で阪神と対戦。試合は思わぬ幕開けとなった。

石川柊太投手(32)が先月15日以来となる先発登板。中継ぎからの再配置転換で巡ってきたマウンドだった。登板自体も6日の中日戦(バンテリン)以来、この1か月で2試合目の一軍戦だった。

初回、先頭・近本を空振り三振に斬ったが、続く中野に死球。さらに3番・渡辺には四球を与え、続く佐藤輝には右前打を許して一死満塁のピンチを背負った。序盤の大量失点は何としても避けたい場面で、相対したのはタイガース期待の3年目・前川。3球目の内角真っすぐを捉えられると、右翼席へ痛恨のグランドスラムを被弾した。さらに続く6番・糸原には中野に与えた死球同様、内角を突いた球が制御できず死球。1イニング2つ目の死球に虎党の大ブーイングが響いた。後続を併殺打で断ったが、重い4失点だった。

登板前「気負いすぎず、自分の投球に集中できたらいい。地に足をつけて投げたい」と語っていたが、歯がゆい立ち上がりとなってしまった。

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