阪神 才木がまたも連敗ストッパー!7回1失点で単独トップ8勝目 前川が初のグランドスラム 5割以上で交流戦通過が確定

 6回、山川を空振り三振に打ち取り、ガッツポーズを決める才木(撮影・山口登)

 「ソフトバンク1-4阪神」(16日、みずほペイペイドーム)

 阪神が連敗を2で止め、再び貯金1とした。これで残り1試合を残し、勝率5割以上で交流戦を通過することが確定した。

 先発の才木は7回5安打1失点で、自身8連勝で両リーグ単独トップの8勝目。六回は今宮、栗原、山川を3者連続空振り三振に仕留めるなど9三振を奪い、71三振も巨人・戸郷と並んでリーグトップとなった。

 七回無死から近藤にソロを浴びて交流戦初失点。史上初の2年連続交流戦無失点フィニッシュは逃したが、パ・リーグ首位を独走する強力打線を相手に堂々の投球を展開した。これで自身が登板した試合でチームの連敗を止めるのは5度目となった。

 打線はソフトバンク先発の石川に対して、初回1死から中野の死球と渡辺の四球で一、二塁とし、2試合連続4番に入った佐藤輝が右前打でつないで満塁とした。

 ここで前川が直球を完璧に捉えて、右翼スタンドへ自身初のグランドスラムとなる2号を放って先制した。ヒーローインタビューに立った前川は「母の日はプレゼントを贈っていたんですが、父の日はこのホームランで」と明かしていた。

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