福井駅西口の再開発エリア「フクマチブロック」が完成 北陸新幹線の県内開業から3カ月、関係者式典「新たなランドマークに」

ビル3棟が完成したフクマチブロック=6月15日、福井県福井市中央1丁目

 福井県福井市の福井駅西口の再開発エリア「FUKUMACHI BLOCK(フクマチブロック)」に建設していたビル3棟が完成し、竣工式が6月15日、エリア内のホテル「コートヤード・バイ・マリオット福井」で開かれた。関係者約120人が、県都の新たなランドマーク完成を祝った。

 フクマチブロックは約1.3ヘクタールにホテル・オフィス棟、駐車場棟、マンション棟を整備。2021年10月に着工し、今年5月末に建物全体の工事を終えた。エリア1階商業フロアの核となるフードホール「MINIE(ミニエ)」やコートヤード・バイ・マリオット福井などは、北陸新幹線県内開業に合わせて先行オープンしていた。

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 祝賀会では、再開発組合の市橋信孝理事長が「新型コロナウイルスの影響や物価上昇による建築コスト上昇など幾多の困難があったが、福井駅前ににぎわいを取り戻すという強い信念のもと、この日を迎えることができた。新たなランドマークとして県全体の活性化に貢献したい」とあいさつ。杉本達治知事や西行茂福井市長ら来賓とともに鏡開きした。

 再開発組合によると、ホテル・オフィス棟は今月17日から企業の入居が始まり、マンション棟は7月下旬から順次入居開始する。駐車場棟やマンション棟の1階商業フロアは、10月ごろにおおむね店舗が出そろう予定。8月には「まちびらき」と銘打ち、エリア一帯での催しを開く。

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