ハレルワが9周年で報告会 10月、群馬県内初のレインボーパレード開催

 群馬県内の性的少数者(LGBTQ)支援団体、ハレルワ(間々田久渚代表理事)は15日、差別や偏見のない社会を目指す「ぐんまレインボープライドパレード2024」を、10月6日に前橋市の前橋中央イベント広場で県内で初めて開くと発表した。間々田さんは「当事者が可視化されたり、つながったりできる場所になれば」と意義を語る。

 活動開始9周年を記念してオンラインで開いた活動報告会で明らかにした。

 パレードは当事者や支援者が集うイベント。これまで東京、大阪、札幌、名古屋、浜松などで開かれてきた。間々田さんは「群馬でパレードが必要とされるかなと思っていたが、企業や協力してくれる人が増え、群馬でやらなきゃいけないと思った」と説明した。

 今後、協賛企業やボランティアを募ったり、ブースの出店、ステージ企画などを検討する。「ハレルワにどんな風に関われるかなと思っていた人や、利用者の方など多くの人に力を貸してほしい」と呼びかけた。

 ハレルワは2015年6月に設立し、22年に一般社団法人化。当事者らが集まる交流会をはじめ、行政や企業と連携して啓発活動に取り組む。前橋市千代田町のオリオン通り商店街で交流拠点「まちのほけんしつ」を運営し、LINEなど交流サイト(SNS)で相談にも応じている。

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