〝エレベーター状態〟続くソフトバンクのドラフト5位ルーキー澤柳亮太郎 「1日でも枠があるなら」倉野コーチの計らい

試合前にキャッチボールする澤柳(撮影・穴井友梨)

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク1―4阪神(16日、みずほペイペイドーム)

1軍と2軍を行き来する〝エレベーター状態〟が続いているソフトバンクのドラフト5位ルーキーの澤柳亮太郎投手(24)について、倉野信次投手コーチ(49)は、「本来なら登録しなくてもよかったんですけど、1日でも枠があるときはやってあげたいという思いですね。1日でも一軍の空気の中で練習するのって選手の中で全然励みが違うので」と説明した。

澤柳は開幕1軍を果たすと、3試合に登板し、0勝1敗、防御率3・86の成績を残した。ただ、4月26日に出場選手登録を抹消。その後、5月6日、同31日、6月15日出場選手登録されるも、1試合も投げずに抹消された。15日に関しては翌日の16日に再び抹消されていた。

「枠があったので、残しておくよりは何かあったときのために入れておいた方がいいじゃないですか。もともと入れないつもりだったんですけど、1日でも選手は上がった方がうれしいし、励みになるので」と期待を寄せる選手への計らいだった。その上で「この後、先発投手は登録しないといけない、枠を空けないといけないので早めに抹消しておかないと登録する日が遅れるので」と、1日で抹消した理由について明かした。

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