東京都知事選（２０日告示、７月７日投開票）への出馬を表明している蓮舫参院議員が１６日、東京・町田で街頭演説を行った。公約の発表は１８日になると明らかにした。
多くの聴衆が集まったＪＲ町田駅前で蓮舫氏は「悩んだけど、私が生まれ育った東京、私が双子を育てた東京、この東京から変えていかないと、今政治の信頼がどんどん失墜していくから、私がやらないといけないと決断した」と決意を明かした。
まず取り上げた都政の課題は神宮外苑の再開発だった。「本当にやるべきなんだろうか。立ち止まるべきではないかと、その思いを日に日に強くしています」と、決定までの経緯を厳格に調査したいと訴えた。
東京五輪・パラリンピックの選手村の跡地をマンションにした晴海フラッグについても、「もともとは公有財産。それが選手村になって１万人規模の街ができる。そこに厳しい経済状況の都民が住めるなら誰もが納得するが、開いてみたら投資目標に買われているんじゃないですか。誰がどのように決めたのか明らかになっていない」とブラックボックスを指摘した。
先月下旬の出馬表明以来、公約発表をしていなかったが、「〝蓮舫ビジョン〟を１８日に公表したいと思います」と聴衆に約束した。小池百合子都知事も１８日に公約発表するとされている。
