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阪神は16日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に4―1で快勝し連敗は2でストップ。先発の才木が7回5安打1失点の力投を披露しハーラー単独トップの8勝目を挙げた。
打のヒーローは文句なしで初回に先制の2号満塁弾をマークした前川右京外野手だ。相手先発・石川が不安定な立ち上がりを見せる中、一死満塁の絶好機でこの日最初の打席に立つとカウント1―1からの3球目直球を見事に狙い打ち、白球を右翼席へ。日頃は謙虚な姿勢を崩さない高卒3年目プロスペクトも、「打った瞬間いったと思いました」と自賛するほどの確信弾だった。
慢性的な貧打に悩む虎打線にとって、喉から手が出るほど欲しかった先制点だった。「犠牲フライでもなんでもいい。とりあえずランナーをかえそう」とガムシャラな気持ちで振り切った当たりが最高の結果につながった。
背番号58の打撃センスを指揮官就任当初から高く評価していた岡田彰布監督(66)も「やっぱ大きいよなあ。(序盤で大差リードを奪えば相手も)攻めようがなくなってくるからな」とニンマリ顔。「今がレギュラーポジションを取るいうかな。そういう過程やないかな」と順調な成長曲線をみせる若武者の姿に目を細めた。