J1アビスパ福岡、リーグ戦11試合ぶりスタメンの宮大樹が安定の守備 次戦は首位の町田戦「ワクワクする」

◆明治安田J1第18節 福岡2―0鳥栖(16日・ベスト電器スタジアム)

リーグ戦で11試合ぶりにスタメン出場した宮大樹が安定の守備を見せた。コンディション不良で4月7日の名古屋戦以来遠ざかっていたスタメン出場に「楽しかった。久しぶりのスタメンが九州ダービーで勝たなくちゃいけない試合で。結果を出せたのが一番です」と充実感を漂わせた。2点をリードした直後の後半22分にゴール前を攻められ、セーブに行ったGK村上昌謙がクリア。そのこぼれ球を拾われ再び枠内を狙われたが宮がゴール前に入りクリアした。「何も考えていませんでした。ムラ君(村上)が出たんでそこに入っただけで」と冷静なプレーが失点のピンチを救った。

久々のスタメン出場だったからか途中で足がつってしまい後半39分で交代。「つりそうでごまかしながらやっていたんですけど、足がつって失点しても嫌なので早めに言って交代しました」と説明した。長谷部茂利監督には「トレーニング不足ですね」と笑われたが「いい仕事、特に左利きなので出だしのキックや左の組み立ては素晴らしい」と宮の働きを高く評価した。

次戦は首位の町田と対戦。「今考えてもワクワクする。どういう試合になるのか。似たようなスタイルなので見ている方がバチバチしていて面白い試合になると思います」と待ちきれない様子だった。

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