【バレーボール】真鍋政義監督 パリ切符獲得に安堵も課題を指摘「スピードが遅くなると…」

タイムオーバーで輪になる日本。右は真鍋政義監督

バレーボール女子日本代表の真鍋政義監督が〝最終決戦〟を総括した。

16日のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド女子第3週福岡大会最終日(北九州市・西日本総合展示場)の米国戦は0―3で敗戦。通算成績8勝4敗で当ラウンドの全日程を終えたが、パリ五輪の切符は無事獲得した。試合後の会見で真鍋監督は「昨年の五輪予選の悔しさを選手たちが半年間継続してくれたことがVNLにつながった。昨年から比べると、20点以降のミスもかなり少なくなった。そういった意味で五輪の出場権を獲得できたのは一番大きかった」と収穫を口にした。

その一方で世界との現在地も痛感。「今日もそうだが、セッターからのスピードが少し遅くなると、タッチやシャットアウトに捕まる」と反省点を口にした上で「目指すところはスピード、正確性、そして失点を少なくする。それに尽きると思う。残り少ない時間だが、そこを修正しながら練習に取り組んでいきたい」と決意を新たにした。

次戦は20日にタイ・バンコクで開幕するファイナルラウンド。開幕まで40日となったパリ五輪に向けて、1つずつ課題をつぶしていきたいところだ。

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