【ベトナム】後払い決済新興企業、信用情報センターと提携[金融]

ベトナムで後払い決済サービス「即購入、後払い(BNPL)」を提供する地場フィンテック(ITを活用した金融サービス)企業フンディーン(Fundiin)はこのほど、ベトナム国家銀行(中央銀行)傘下のベトナム国家信用情報センター(CIC)とより安全で便利なBNPLサービスの提供に関する協力提携を締結した。VNエクスプレスが報じた。

CICはフンディーンに対し、個人の借り手の信用スコアを含む信用情報を提供する。フンディーンは、CICのデータと既存の技術プラットフォームおよび信用評価アルゴリズムを組み合わせることで、顧客の信用度を迅速かつ正確に評価することができるようになる。フンディーンはCICに対し、顧客の信用情報と返済状況を定期的に提供し、CICの機能強化に貢献する。

フンディーンはCICとの提携により、消費者の信用スコアの獲得と質の高い金融サービスへのアクセスをサポートし、消費者が効果的に財務管理をできるようになることを目指している。

フンディーンは2019年の設立。23年12月にベトナム銀行協会(VNBA)傘下のベトナム金融テクノロジークラブ(ベトフィンテック)のメンバーになった。同社は現在、全国の600以上の小売店や企業と提携し、BNPLサービスを提供している。

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