第48回加賀山昭の会富山公演(富山新聞社後援)は16日、富山市の県民会館で行われた。民謡加賀山流家元の加賀山さんと門下生ら約100人が能登半島地震からの復興を願い、華やかなステージを繰り広げた。
第1部の「弦奏(げんそう)の誘(いざな)い」では加賀山さんらが「こきりこ節」や「七尾ふり売り唄」などを三味線で奏で、会員が歌声を響かせた。第2部は会員が「珠洲山曳唄」や「花笠音頭」など全国の民謡を披露した。
第3部は加賀山さんと長女で師範の紋(あや)さんが共演し、「珠洲起舟祝唄」など能登の唄を中心に歌い上げた。フィナーレでは「はれやか音頭」を出演者全員で合唱した。尺八の米谷威久昭さんが特別出演、民踊の兼生会・兼生八栄洋会が賛助出演した。