群馬県産卵もっと食卓に 詰め放題や食べ比べ 県庁でフェスタ

卵の詰め放題に挑戦する来場者

 群馬県産鶏卵の魅力を発信する「たまごフェスタ2024」(県養鶏協会主催)が16日、県庁で開かれた。卵かけご飯の食べ比べや卵の詰め放題、ぐんまちゃんとのクイズ、講演会など多彩な催しが行われ、家族連れでにぎわった。

 食べ比べは県内7生産者の卵を無料で味わうことができるとあって人気を集めた。さいたま市から友人家族と訪れた会社員の森智彦さん(38)は「卵は栄養価が高く、子どもの成長のためにも食卓に欠かせない」と話し、卵が大好きという長女の彩禾里ちゃん(3)も「おいしかった」と満足した様子だった。

 その他、重さ950グラム~1キロ以内であれば卵をそのまま持ち帰ることができるゲームやゆで卵の殻むき、スイーツ販売などもあり、この日用意した5万個の卵はほぼなくなった。

 卵の価格を巡っては、鳥インフルエンザの感染拡大による供給難で一時高騰していたが、農場での生産が増えたことで下落傾向にある。JA全農たまごによると、鶏卵の卸売価格(東京地区、Mサイズ基準値)は14日時点で1キロ当たり200円。月平均350円だった昨年4~5月のピーク時から4割下落している。

 フェスタは8回目。企画したたまごプロジェクト部会の富沢太郎さん(46)は「県内にはおいしい卵を作っている生産者が多くいることを知っていただき、健康増進のためにたくさん食べてほしい」と話した。

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