水球男子の稲場選手「夢と希望持ち帰る」 地元・富山で五輪壮行会

県内のジュニア選手と交流する稲場選手(右から2人目)=ホテルグランテラス富山

 水球男子でパリ五輪代表に決まった日本のエース、稲場悠介選手(24)=ブルボンKZ、富山市出身=の激励壮行会が16日、富山市のホテルグランテラス富山であり、関係者ら約125人がエールを送った。稲場選手は2度目の五輪出場に向け「前回の東京大会で成し遂げられなかったベスト8を目指す。富山により良い結果と、夢と希望を持って帰る」と意気込みを語った。

 県水泳連盟(関清嗣会長)などが主催した。新田八朗知事、藤井裕久富山市長らが激励し、稲場選手が決意を表明。県内のジュニア選手による応援メッセージの披露もあった。

 稲場選手は2021年の東京大会について「緊張していてプレッシャーもあった」と振り返り「自分は日本代表の経験が長いので、緊張しているメンバーに声をかけるなど、リーダーとしてチームを引っ張っていきたい」と語った。

 3大会連続出場の日本は7月28日、1次リーグ初戦でセルビアと対戦する。

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