櫻坂46・小池美波、活動復帰後初ライブ「今までの日常を取り戻せるように」 昨年12月にパニック障害公表

東京ドーム公演を開催した櫻坂46【写真:上山陽介】

休業していた一期生・小池美波は復帰後初ライブ

アイドルグループ・櫻坂46が16日、『4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 Go on back? IN 東京ドーム』DAY2を開催。2日間で計11万人を動員した熱狂の東京ドーム公演を締めくくり、更なる高みを目指すことを誓った。

櫻坂46が東京ドームのステージに立つのは、2022年11月に開催された『2nd TOUR“As you know?”TOUR FINAL at 東京ドーム』以来、1年7か月ぶり。(欅坂46として2019年9月に東京ドーム公演を開催しているが、櫻坂46としてに東京ドーム公演は2回目)前回の東京ドーム公演は2日間で8万人を動員したが、今回は2日間で11万人を動員し、グループの勢いを感じさせた。

8thシングル『何歳の頃に戻りたいのか?』を引っさげた春ツアーのアリーナ編を全国4都市8公演で開催し、全公演、見切れ・ステージバック席まで完売させて完走。追加公演としてたどり着いた東京ドーム2DAYSは、アリーナ編の本編最終楽曲『何歳の頃に戻りたいのか?』でスタートした。会場が真っ赤なペンライトに埋め尽くされ、同楽曲でセンターを務める山崎天が「東京ドーム行くぞ!」と叫んで熱狂空間を作り上げ、『泣かせて Hold me tight!』『恋が絶滅する日』と圧巻のパフォーマンスが続く。

昨年12月にパニック障害を患ったことを公表し休業していた1期生の小池美波は、5月より活動を復帰し、このドーム2DAYSが復帰後初ライブ。4曲目の『摩擦係数』からパフォーマンスに合流すると、Buddies(櫻坂 46の総称)の温かいコールと拍手に迎え入れられた。

MCでキャプテンの松田里奈も「小池美波さんが帰ってきました!」と歓迎すると、小池は「すごくすごく元気なんですけど、まだできない事とか、ゆっくりゆっくりな部分があるので、今までの日常を取り戻せるように頑張ろうと思います」とコメント。「皆さんも普通のことができなくなってしまうことがあると思うのですが、一緒に頑張っていきたいと思います」と復帰直後の心境を語った。

中盤ブロックでは、守屋麗奈センターの『桜月』、田村保乃センターの『流れ弾』といったヒットナンバーを惜しげもなく披露。東京ドームならではのド派手な演出で見る者を魅了し続けた。

圧巻のパフォーマンスを披露【写真:上山陽介】

2023年1月に正式加入の3期生も堂々のパフォーマンス

2023年1月に正式加入し、着実に成長を続ける3期生も、初体験となる東京ドームのステージで堂々とパフォーマンス。山下瞳月がセンターを務める3期生楽曲『静寂の暴力』では、曲前に声援が消え、タイトル通り会場が静寂に包まる。会場全体の照明、ペンライトが消灯され、ライブ会場とは思えない世界が作り出された。3期生が最小限のスポットライトに照らし出されると、大会場の隅から隅までを照らすような輝きを放ち、新世代の進化を見せつけた。

ラストスパートに突入すると、『BAN』『承認欲求』『Start over!』、歴代のシングルナンバーで畳みかけ、新曲『自業自得』をライブ初披露。センター山下を中心とした決意と覚悟が表現されたパフォーマンスで5万5000人を沸かせた。

アンコールでは、『Anthem time』『ドローン旋回中』で会場が一体となり、ファンへの思いが詰まった『Buddies』を披露。山崎は「こんなにもすてきな景色を見られると思っていなかったのですごくうれしい。ライブはBuddiesのみなさんからの愛を肌で感じられる貴重な機会なので、私はものすごく大好きなんです」と笑顔を見せると、「まだまだ上があると思って私たちは活動しているので、Buddiesの皆さんもその大きな大きな愛で私たちのことをもっともっと応援してほしいです。もっといろんなすてきな景色をこれからも見に行けたらいいなと思っています」と、新たなステージを目指すことを約束した。

松田が「私たちはBuddiesのみなさんからたくさん力をいただいて、支えられています。櫻坂を好きになってくださって、櫻坂に出会ってくださったことを本当にうれしく思っています。出会ってくださったからには、絶対に皆さんのことを幸せにするので、これからも櫻坂46に付いて来てくださったらうれしいです」と思いを伝えると、最終楽曲の『櫻坂の詩』へ。会場が桜色のペンライトで満開となると、松田が改めて「これからも一緒に満開の桜を見に行きましょう!」とメッセージを送り、笑顔と幸せに満ちあふれた東京ドーム2DAYSはフィナーレとなった。

東京ドーム公演DAY2では、4周年を記念するビッグイベント『Sakurazaka46 4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』を、11月23日・24日に千葉県・ZOZOマリンスタジアムで開催することが発表された。

※山崎天の「崎」は、たつさきが正式表記。

○2024年6月16日、櫻坂46『4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 Go on back? IN 東京ドーム』セットリスト
M01 何歳の頃に戻りたいのか?
M02 泣かせて Hold me tight!
M03 恋が絶滅する日
M04 摩擦係数
M05 Nobody’s fault
M06 Cool
M07 Dead end
M08 桜月
M09 流れ弾
M10 何度 LOVE SONG の歌詞を読み返しただろう
M11 恋は向いてない
M12 真夏に何か起きるのかしら
M13 心の影絵
M14 油を注せ!
M15 静寂の暴力
M16 マンホールの蓋の上
M17 BAN
M18 承認欲求
M19 Start over!
M20 自業自得

EN1 Anthem time・ドローン旋回中
EN2 Buddies
EN3 櫻坂の詩ENCOUNT編集部

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