ヒズボラの砲撃激化、衝突拡大も イスラエル軍が警告

[エルサレム 16日 ロイター] - イスラエル軍は16日、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラによる国境を越えた砲撃が激化しているとし、衝突拡大の恐れがあるとの見方を示した。

イスラエル軍のハガリ報道官は「ヒズボラの攻撃激化により、われわれはレバノンや地域全体に壊滅的な結果をもたらす可能性のある、より広範なエスカレーションの瀬戸際に向かっている」と述べた。

ヒズボラは先週、イスラエル軍との8カ月に及ぶ交戦で最大規模のロケット弾やドローン(無人機)による攻撃を実施した。

米仏はレバノン南部国境付近の敵対行為を巡り、交渉を通じた解決策に取り組んでいるが、ヒズボラはイスラエルがパレスチナ自治区ガザへの軍事攻撃を停止しない限り砲撃を続けるとしている。

ハガリ氏は「イスラエルはレバノン国境沿いの治安が回復するまで市民を守るために必要な措置を講じる」と述べた。

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