「指紋採取」中学生が鑑識技術に触れる 長崎・雲仙署で職場体験

署員から教わりながら鑑識体験をする生徒=雲仙署

 雲仙市立南串中(奥野亮校長、51人)の2年生2人が13日、長崎県雲仙市市小浜町の雲仙署で、犯罪の証拠になる指紋などを採取する鑑識技術に触れた。
 同校が同日から2日間実施する職場体験学習の一環。2年生18人が郵便局や消防署、美容室、コンビニなど市内13カ所で仕事を学んだ。
 雲仙署内であった体験で、生徒たちは署員の指導を受けながら、アルミニウム粉末やはけ、ライトを使い、コーヒーのボトルなどの指紋を確認。特殊フィルムを慎重に扱って親指の指紋を採取した。「親指の位置から犯人の持ち方や利き手が分かる」などの署員の説明を生徒は熱心に聞き入った。
 中村ふみさん(13)は「テレビドラマで見たような体験ができて面白かった」と感想を話した。

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