原油先物は小幅安、米消費者需要の後退や中国指標待ちで

Colleen Howe

[17日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物価格は小幅に下落している。先週末に示された米消費者需要の弱さや、世界最大の原油輸入国である中国の主要経済指標が17日に発表されることが背景。

北海ブレント先物は0034GMT(日本時間午前9時34分)時点で0.15ドル(0.18%)安の1バレル=82.47ドル。米WTI先物は0.16ドル(0.2%)安の78.29ドル。

米ミシガン大学が14日発表した6月の消費者信頼感指数(速報値)は65.6と、前月の69.1(確報値)から低下し、市場予想の72.0を下回った。

先週は需要増加の兆しを受け、両指数とも4%近く大幅上昇していた。

ANZのアナリストはメモで、中国がこの日発表する鉱工業生産、小売売上高などの経済指標が今週の基調を決めるだろうと述べた。

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