被災地の復興と再生を願い 勇壮に響く和太鼓の音 福島県郡山市で「太鼓フェスティバル」

独特の所作とリズムで観衆をくぎ付けにした石川県の「御陣乗太鼓」

 「2024ふくしま太鼓フェスティバル」は16日、福島県郡山市の郡山ユラックス熱海で開かれた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興や能登半島地震の被災地の再生を願い、県内外の14団体が勇壮な演奏を繰り広げた。

 福島民報社と県太鼓連盟の主催。アサヒビールの協賛、日本太鼓財団などの後援。東京都の3兄弟のユニット「は・や・と」、千葉県の「日本太鼓 猛~TAKERU~」、石川県の「御陣乗太鼓」が特別出演した。

 トリを務めた御陣乗太鼓は石川県輪島市の伝統芸能。お面をかぶった打ち手が一つの太鼓を代わる代わる打ち鳴らし、その所作が醸し出す異様な雰囲気が観客の目を引きつけた。

 県内からは二本松市の女性太鼓団体「和紙の里 和雅美太鼓」、結成30周年を迎える福島市の「愛宕陣太鼓 連響風組」など11団体が出演した。

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