【イライラに植物が効く!?】なんだかイラついてしまうときの対処法

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忙しい毎日に、ついちょっとしたことでもイライラして八つ当たりしてしまう……
なんて、よくあること。
そんなとき、頼りになる自然ぐすりがあるんです!。

20代で若年性更年期障害と診断された植物療法士の南上夕佳さんが、女性が取り組むべき「からだづくり」について教えてくれる連載。
病気を克服し、30代で妊娠・出産・子育てを経験するまでに行っていたことを、体験に基づいてお話しします。


イライラしているときには、すぐに「メリッサ」を!
植物療法の講座などで、決まり文句のように、つい言ってしまうフレーズです。

メリッサの葉のハーブティーには、シトロネラールやシトラールという精油成分が含まれていて、神経を落ち着かせ精神を安定させると同時に、気分が高揚するように働きます。
「レモンバーム」という別名があるように、レモンのようなさわやかな香りも特徴です。

(イメージ:写真AC)

イライラしているなと気づいて、メリッサのお茶を飲むと、だいたい30分〜1時間くらいすれば、気持ちがおさまっていきます。
メリッサは生理前のイライラなどにもよく効くのですが、これは女性ホルモンの「プロゲステロン」に似た作用があるから。
生理前に不足したプロゲステロンの分泌を、補充するように働きかけてくれるのです。

(イメージ:写真AC)

そのほか、イライラに効く鎮静作用をもつハーブとしては、「ジャーマンカモミール」「リンデン」もいいでしょう。
「ジャーマンカモミール」に含まれるフラボノイドには、神経系に働きかけ精神を落ち着かせ、不安やイライラなどを鎮めてくれる作用があります。
「リンデン」にはやさしく甘い香りがあり、気持ちが落ち着くハーブ子どもが興奮状態のときにも、飲ませることができます。

(イメージ:写真AC)

ほかにも、以前睡眠のハーブとして紹介したことのある「パッションフラワー」は、イライラするときに飲んでもOK。
ストレスで胃がキリキリするなど、からだの緊張が伴うときにも向きます。
ただし、眠たくなることもあるので、運転前や仕事のときに飲まないよう気をつけましょう。

*次回は7月22日配信予定です。

バナーイラスト/いいだあやか
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自然ぐすり生活
著:南上夕佳

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