“交代策”ドンピシャ!後半投入3選手の活躍で終了間際の40分に決勝ゴール!JFL3連勝で首位独走 高知ユナイテッドSC

JFL高知ユナイテッドSCは、16日、ホームで勝利し首位独走態勢です。

天皇杯・サガン鳥栖戦から中2日、先発メンバーを1人だけ入れ替えて試合に臨んだユナイテッドは、前半17分、こぼれたボールを宇田(うだ)が繋ぎ、左サイドバック・今シーズン新加入の上月(こうづき)が中に切り込んでミドルシュート!

これはキーパーにセーブされます。

さらに前半31分には、相手のコーナーキックでピンチを迎えたユナイテッドがカウンターを仕掛けます。

右サイドバックの吉田がスピードのあるドリブルで駆け上がって樋口(ひぐち)へボールを預けます。

左サイドにいた小林心も攻撃に絡んで再びゴール前の樋口へ。

しかし決めきれず。ボールの支配率が低い中で少ないチャンスを掴むも、“決定力”に欠けます。

後半、主導権を握り始めたユナイテッドは、15分に東家(とうや)と金原(かねはら)を投入します。

すると、後半40分、センターバック小林大智のロングボールを、東家、そして5月末に加入した内田が収めて、左に開いた金原へ。

その金原が上げたクロスのこぼれ球を東家!

代わった東家と金原、そして内田が得点に絡み、値千金のゴール!

これが決勝点となり、“交代策”が的中したユナイテッドは、2位との勝ち点差を「8」に広げて首位を独走しています。

(決勝ゴール FW18 東家聡樹(とうや・としき)選手)
「後半は相手の足が止まると思ったので、スピードで翻弄しながら得点を狙うことを意識して(ピッチに)出ました」

「金原朝陽(かねはら・あさひ)がサイドでボールを持って、オフサイドラインをしっかり見ながら、あとは『自分に(クロスを)上げてくれ』と思っていたら、自分に転がってきたので、流し込むだけでした」

(高知ユナイテッドSC 吉本岳史(よしもと・たかふみ)監督)
「FCマルヤス岡崎さんも、けっこう足に(疲れが)きていたと思うので、フレッシュな選手が活躍してくれたおかげで、劇的なゴールにつながりました。『1人1人がチームのために戦える選手』は増えてきたなと思います」

ユナイテッドの次の試合は6月22日、アウェーでクリアソン新宿と対戦します。

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