母親の心と体に安らぎを 産後ケアホテル 札幌にオープン

出産後の母親が、ホテルに宿泊しながら子どもを預かってもらったり授乳の指導を受けたりして、心と体を休めることができる「産後ケアホテル」が、札幌市内にオープンしました。

産後ケアホテルは、札幌の任意団体「Cocokara」が、中央区の京王プラザホテルの施設を使って始めました。母親は、助産師に赤ちゃんを預かってもらう間に、自分の時間を自由に過ごしたり、助産師に育児の悩みを相談したりすることができます。

利用者は「助産師が寄り添ってくれて分からないことも教えてもらえる。病院では聞きづらいこともここでは聞きやすい」と話しています。

産後ケアホテルCocokara の高橋奈美代表は「私自身が2年前に初めて出産して、産後ケアが必要と思い調べたが、札幌には数が多くなかったので始めた。ママの心と体を休めて育児を楽しめるようにするための場所です」と産後ケアホテルを開いた理由を語ります。

ホテルは、子育て世代の手助けをするとともに、20代から30代の新規顧客の獲得を図りたいとしています。産後ケアホテルは現在プレオープン中で、8月に正式オープンの予定です。

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