トランプ前大統領 認知能力テスト好成績を自慢した際に医師の名前を間違える

ドナルド・トランプ前大統領(ロイター)

ドナルド・トランプ前大統領(78)は先日、ジョー・バイデン大統領(81)に対し「認知能力テストを受けるべきだ」と発言し、自分が認知能力テストで好成績を取ったことを自慢したが、医師の名前を間違えた。米NBCニュースが17日、報じた。

トランプ氏は15日、ミシガン州デトロイトで演説。言い間違いが多いバイデン氏を批判し、「彼も私のように認知能力テストを受けるべきだと思う」と述べた。

「私は認知能力テストを受けたが、満点を取った。ロニー先生、ロニー・ジョンソン先生だ」とトランプ氏は語った。

しかし、元ホワイトハウスの医師で、トランプ氏の主治医だったのは、現・下院議員のロニー・ジャクソン氏だ。ジョンソンとジャクソンを言い間違えたのだ。

さらにトランプ氏は「テキサス州選出の下院議員、ロニー・ジョンソンを皆さんはご存じですか? 彼はホワイトハウスの医師でした。ジョンソン先生が実施した認知能力テストで、すべての質問に正解した」と自慢したが、言い間違えている。

ジャクソン氏は2018年にトランプ氏にモントリオール認知評価を実施した。

トランプ氏はこれまでにも、高官や政治家の名前を混同している。1月には、1月6日の米議事堂襲撃事件について語る際、共和党の大統領候補ニッキー・ヘイリー氏とナンシー・ペロシ下院議員を混同した。トランプ氏はハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相をトルコの指導者と呼んだほか、バイデン大統領の名前をバラク・オバマ前大統領の名前と取り違えた。

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