【都知事選】石丸伸二氏が小池都政のマンネリを指摘「政治の再建は定期的に人を変えるのが一番」

石丸伸二氏

都知事選(20日告示、7月7日投開票)に立候補を表明した広島・安芸高田市前市長の石丸伸二氏が17日、都庁で政策発表会見を行った。

石丸氏の立候補表明は5月に広島で行っており、都庁での会見は初。会見場には50人以上の記者、カメラマン、配信者が詰め掛け、関心の高さをうかがわせた。

石丸氏は市政経験から「政治再建、都市開発、産業創出」の政策三本柱を打ち出し、中でも「目指す姿は経済都市としての東京です」と東京から日本の経済復興を成し遂げたいとした。

小池百合子都知事が情報公開を一丁目一番地としながらも、一部で隠蔽や黒塗り文書などブラックボックス化が進んでいることには「情報公開はその勢いが鈍化してきたと感じている。つまびらかにしていない、しきっていないと見える。公開しようと思うと簡単です。人が変わればいい。市政運営が悪かったのは、新しい人が言いやすい。政治の再建は定期的に人を変えるのが一番」と訴えた。

小池都政の評価についても「実に小池百合子さんらしい都政運営だった。政治のための政治。何ファーストだったのだろうという思いはある。批判を恐れるスタンスは政治的には正解だと思うが、だとしたら用がない。政治家は賛否が分かれる問題を扱うために代表者を選び、その責任を取る。賛否が分かれることから逃げない。これが何よりも必要だった」と2期目を終えようとしている小池氏は政治的にも丸くなったとの認識を示した。

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