天候不順を乗り越え受賞 「乾シイタケ品評会」

収穫の時期や乾燥方法など熟練の技が求められる乾シイタケの品評会で入賞した作品の展示と表彰が盛岡市で行われました。

シイタケのかさの形や厚みに色、花のようにも見える割れ目の美しさ。全国的にも高い品質を誇る岩手の乾シイタケの中で、品評会で入賞した最高級の品々が17日展示されました。生産振興と技術の向上を目的に、県と各地の生産団体などでつくる協議会が毎年開いているものです。
2024年は春先の天候不順で原木シイタケの収穫時期などが難しかったといいます。
出品された103点の中から優秀な成績を収めた生産者の一人で山田町の芳賀のり子さんは夫婦で乾しいたけ生産に携わって40年近く。今回、最高級品とされる「天白どんこ」と「どんこ」の2部門で最優秀賞に輝きました。

芳賀のり子さん)
「夫婦2人だけでは絶対にできない仕事なので、手伝ってくれる人にすごい感謝しながら頑張っています」

今回、入賞した乾シイタケは6月28日に行われる全国品評会に出品されます。

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