「子育て応援隊人形劇CMプロジェクト」始まる!子どもの声が騒音!? 福島大学の学生たちと一緒に“子育てがしやすい社会”に!【福島県】

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福島民友と共同でお送りするふくしま子育て応援隊です。子育て応援隊の活動が始まってまもなく1年が経ちますが、さらに、子育てをしやすい社会を目指すため新しいプロジェクトに取り組むことになりました。子どもには親しみやすく、大人にはどこか懐かしい“あれ”が登場します。

今年1月、福島大学の附属幼稚園。

■笑う子供たち

「お~れ~お~れ~、おれはいけめん~(キャッキャッキャ)(10)あ~きょうも俺はかっこいい」

子どもや保護者達が観ていたのは…。

■学生たちのセリフ

「あ、それならこの藁を使ったらどうだ?(傘売り・いいのか?)いいよいいよ」

人形劇です。人形は人間のように表情は変えられませんが、子どもたちは自然と人形の気持ちや状況に思いをめぐらせます。

■学生たちのセリフ

「もぐもぐもぐもぐ、これは!(ガシャン!)う、うまい!(ふふふふふふふ)」

観る人の想像力を刺激する人形劇。人形は子どもたちの身近な存在、大人たちも童心に帰っているようでした。

■人形劇を観た女の子

「楽しかった」2秒「歩こうのやつが楽しかった」■人形劇を観た保護者

「すごく貴重な機会でしたし、人形劇っていうのはなかなか観る機会がなかったので」

上演したのは保育園や幼稚園の先生を目指す大学生。自分達で昔話などを人形劇の台本にアレンジ、使う人形も手作り、舞台の照明も自分たちでやります。実はプロの人形劇団から、みっちり、およそ4カ月の指導を受け、劇を完成させました。

■福島大学幼児教育コース 田中希空さん

「子どもたちが喜んで観てくれていたのがすごく嬉しくて」

■福島大学幼児教育コース 冨樫真由さん

「本当に生の子どもたちの反応をみられて私たちもやってよかったなって気持ちになりました」

保育園や幼稚園の先生は幼い子どもにとっては親と同じくらい多くの時間を共に過ごす存在です。そんな学生たちが今の子育てにどんな思いを持っているのか…。実は多くの学生が複雑な思いを抱えていたんです。

■福島大学幼児教育コース 平塚茉奈さん

「子供から見ても、保護者の方の目線から見てもすごい窮屈なのかなっていうふうに思っていて」

今は、子どもの声が “騒音”とまで言われることも。年々、遊ぶ場所も制限…。

■大橋聡子アナウンサー

「(親は)自分達だけで何とかしないといけないとか、迷惑かけちゃいけないとか」「助けて欲しいというと迷惑なんじゃないかとか、いろんな思いが交錯しちゃうので」

そして、敏感になりがちなのが、子どもの安全。大変そうな親子に手を差し伸べたいけど、できなかったことも。

■福島大学幼児教育コース 柴田結衣さん

「声かけたいけど、かけられなくて、ちっちゃいこだと感染症もあるし、防犯とかもあるから、言っていいのかなって踏み出せなくて」「安心して声かけられるような環境ができたらなって」

どうすればいいのか、みんなが感じていたことがあります。

■福島大学幼児教育コース 幸坂愛可さん

「地域との繋がりとかがやっぱ子育てをする上で、大事になってくるのかなっていうふうに思ってて」

子どもや親たちが笑顔になるために…。

■福島大学幼児教育コース 木戸風花さん

「子育てをいろんな人が理解してあげることで、よりみんなで子育てするっていう意識が強まるんじゃないかなって思って」

この状況を変えるため!子育てにもっと関心を持ってもらうためのコマーシャルを制作します!CMで使用するのは子どもにも大人にも人気の「人形」!名付けて、「子育て応援隊人形劇CMプロジェクト」です!視聴者からもアイディアを募集し、みんなで作る子育てCMです。

■みんな

「それではみんなで素敵なCMつくりましょうーお~…(いいですね~)ははははは(大橋・何かこっぱずかしいね大人になったら)」

人形を使ったわくわくするようなプロジェクトが始まりましたね~。見ていてほっこりする子育てCMを目指します。VTRに少し出てきましたがあの『ひょっこりひょうたん島』を上演してきた劇団ともコラボすることになりそうです。さらに、今後視聴者のみなさんからも子育てエピソードを募集しての制作を計画しています。プロジェクトの今後にご注目下さい。そして、福島民友と進める子育て応援隊、今日の紙面は「子どもの日焼け・虫よけ対策」について特集しています。以上、ふくしま子育て応援隊でした。

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