震度6弱観測から2か月 高知県宿毛市にまだ残る爪痕

震度6弱を観測した地震から17日で2か月を迎えた高知県宿毛市。石の鳥居が壊れた「宿毛のこんぴらさん」では今も爪痕が残っています。

宿毛市中心地近くの宿毛天満宮(すくもてんまんぐう)の脇から山道をおよそ30分かけて登った所にあるのが“宿毛(すくも)のこんぴらさん″と親しまれている『宿毛金刀比羅宮(すくもことひらぐう)』。

お宮に通じる階段の上に立つ石の鳥居は両脇の柱だけ残っていて、横に渡してあるはずの笠木(かさぎ)と呼ばれる部分がありません。

4月17日に発生した地震で宿毛市は震度6弱を観測。その翌日、表札が付けられた笠木が中央部分で折れて地面に落ちていたといいます。

宮司の岡崎利久(おかざき・としひさ)さんは鳥居を修復するために300万円を目標に寄付を募っていて、今月14日の時点で210万円が集まったといいます。

(宿毛金刀比羅宮・岡崎利久 宮司)
「宿毛市民にとって大事なお宮であって皆さんの信仰の場所だと考えていますので1日も早く鳥居を再建したいと考えております」

岡崎宮司は鳥居の修復をお宮の秋祭りまでに完了させたいとしています。

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