発売20周年 進化するウォーターオーブン「ヘルシオ」の発表会に行ってきました!

シャープから2004年にデビューした〝水で焼く〟ウォーターオーブン「ヘルシオ」は今年発売20周年。この夏発売される21世代目となる新商品の記者発表で、シャープの八尾事業所にお邪魔してきました。

出典:リビング大阪Web

「業務用の調理技術を家庭用に応用した『ヘルシオ』は、過熱水蒸気により、最初から最後まで高温・低酸素状態の中で食材の酸化を抑えながら調理します。そのことによって表面はパリッと仕上げながら適度な潤いを与えるおいしさと、栄養素を逃さず、脱油、減塩といった〝健康調理〟を実現しています」と国内キッチン事業部事業部長の池上教久さん。発売以降、エンジンの革新による調理のスピードアップや製品のコンパクト化・軽量化が進み、AIoT(※)化されるなど、改良が重ねられてきました。

※AI(人工知能)とIoT(Internet of Things=モノのインターネット化)を組み合わせたシャープの造語。

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自動調理のあとも30分冷めない⁉

今回新たに登場したのが、調理後も温かさを保つ機能。現在よく利用されている、冷凍・冷蔵・常温と異なる温度で分量もまちまちな食材を同時に自動で調理することができる「まかせて調理」に、調理後最大30分温かさを保つ「ほかほかキープ」というモードが加わりました(最上位モデルAX-LSX3Bの「まかせて調理」の「網焼き・揚げる」「焼く」の1段調理に対応)。

同事業部調理企画開発部主任の片山洋子さんは、「お客さまから、子どもを迎えに行っている間にまかせて調理をしているが庫内に放置して冷めてしまうことがある、ヘルシオの調理が思ったより早く終わってほかの準備が間に合わないことがある、といったお声を頂戴したことから、ほかほかキープを開発しました」と経緯を説明。調理後にいったん蒸気を排出した後、再度庫内を密閉して適度な蒸気を入れることで、乾燥を防ぎ食べごろの温度を保つのだそうです。

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実際に見せてもらったのは、調理から30分後のから揚げ。そのまま庫内に置いていた右側が約67℃なのに対して、「ほかほかキープ」を使った左側は約78℃。食べてみるとその違いは歴然だそう。

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1人分のハンバーグも生卵も野菜も同時に調理できるの~?

もう一つ、新しく登場したのが1~2人分の少量にちょうど良い「ヘルシオトレー」を使った「らくグリ!調理」。大きな角皿と比べて取り回しや片付けがラクなので、グリル調理がより手軽になるといいます。実演では、生のハンバーグや野菜、アルミ箔で包んだ生卵をすべて「ヘルシオトレー」に乗せて、そのまま庫内のテーブルに置いて、ボタンを押すだけ。約18分後に出来上がった料理を試食させていただきましたが、ハンバーグは肉汁を閉じ込めていて根菜もやわらかく、程よい固さのゆで卵も、どれもおいしく味わいました。

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また、「まかせて調理」の「焼く」や、「ヘルシオあたため」の「揚げ物」「パン」「焼き物」などの、使用頻度の高い調理に特化した「ヘルシオベーシック」も発売に。使い方に応じて選べそうです。

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電子レンジの終了音に「チン」を採用したのはシャープが初めてなのだそう。会場には「チン」が鳴る昔の電子レンジ(左)や、2004年発売の初代のヘルシオ(右)の展示も。

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・AX-LSX3B(写真) 6月20日(木)発売 オープン価格(市場想定価格21万3000円前後)

・AX-RS1B 6月20日(木)発売 オープン価格(市場想定価格16万3000円前後)

・AX-N1B(ヘルシオベーシック) 7月25日(木)発売 オープン価格(市場想定価格11万9000円前後)

シャープのオーブン・電子レンジのサイト https://jp.sharp/range/

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