イタリア沖で移民船2隻が難破、11人死亡・60人超が行方不明

Romolo Tosiani Alvise Armellini

[ローマ 17日 ロイター] - 当局などによると、イタリア南部の沖合で移民船2隻が難破し、11人が死亡、子供を含む60人以上が行方不明になっている。

ドイツの援助団体RESQSHIPは沈没する木造船から意識不明の2人を含む51人を救助。しかし船の下層デッキでは閉じ込められた10人の遺体を発見した。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国際移住機関(IOM)、国連児童基金(ユニセフ)の共同声明によると、この船はシリア、エジプト、パキスタン、バングラデシュからの移民を乗せてリビアを出航した。

また当局によると、トルコを出航した別の船が、イタリアのカラブリア州の東約200キロの海上で火災を起こして転覆した。11人がイタリア沿岸警備隊に救助されたが、女性1人の死亡が確認されたほか、64人が行方不明となっているという。

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