学生ボクサー岡本恭佑が地元で再起のKO勝ち 日本ランク13位平野岬も1回TKO、北九州市でHKスポーツジム初の主催興行

メインイベントでタイ人選手と戦う岡本恭佑

北九州市小倉南区のHKスポーツボクシングジム(桑原秀彦会長)は16日、初の主催興行試合「HonKi Battle vol.1」を小倉北体育館(同市小倉北区)で開催した。ジム所属の4選手が出場。メインイベントでは2022年度の全日本フェザー級新人王で、地元の九州国際大の学生ボクサー岡本恭佑(20)が、タイ人ボクサーを3回2分15秒KOで下した。

小学生から同ジムで練習を積む岡本は、昨年12月に日本フェザー級ユース王座決定戦で敗れて以来の試合。鋭いボディーブローで勝利し、試合後は「これからも『北九州から』にこだわって王者を目指していきたい」と誓った。

同ジムは2007年設立。今夏のパリ五輪・男子57キロ級代表の原田周大(22)は、同ジムで育った。この日来場した原田はリングに上がり、約千人の観客を前に「金メダルを北九州に」とあいさつし、観客を沸かせた。

セミファイナルには三松スポーツボクシングジム(福岡県春日市)所属で、スーパーバンタム級日本ランク13位の平野岬も登場、タイ人選手に1回1分15秒TKO勝ちした。
(中野剛史)

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