保土ケ谷区内唯一の水田で児童40人が田植え体験 横浜市保土ケ谷区

参加児童は指導を受けながら丁寧に苗を植えていった

区内に残る唯一の水田を利用して子ども向けの農業体験教室などを行っている川島町の「ほどがや☆元気村」(青木毅村長)で6月8日、40人ほどの小学生がもち米の苗を植えた。

稲作体験プロジェクトは16年目。フィールドとなる水田は稲作農家・三村敦夫さんが所有している600坪の田んぼのうち、約100坪を毎年、子どもたちの稲作体験の場として提供している。

この日、子どもたちは4月末から牛乳パックを使い、自宅で育ててきた苗を田んぼに植え付ける作業を体験。25cmほどに育った苗を丁寧に植えていった。

今回、植えた苗はもち米の「まんげつ」という品種。子どもたちは今後、かかしづくりなどを体験しながら、10月ごろに稲を刈り、脱穀作業や精米作業などを体験した後、12月に自らの手で育てたもち米を使い、つきあげた餅を味わう予定となっている。

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