米、メキシコ中西部からアボカド輸入停止 治安上の理由=当局筋

[メキシコ市 17日 ロイター] - 米政府がメキシコ中西部ミチョアカン州からのアボカドの輸入を一時停止したことが、州政府関係筋の話で17日に明らかになった。米検査官に関連する治安上の問題が理由という。

関係筋によると、一時停止は同州パラチョ市で行われた地元警察を支持する抗議デモでの事案を受けて15日から実施されている。

ミチョアカン州のラミレス知事は、同州からの輸出について「保証」と「確実性」を提供するため米当局と接触していると記者団に述べた。

メキシコ紙エル・ウニベルサルは、地元生産者と米当局者の間で協議が行われており、停止期間は未定だと報じた。

米当局は2022年にも、検査官の安全上の懸念を理由にミチョアカン州からのアボカドの輸入を一時停止した。同州はメキシコ最大のアボカド生産地だが、以前から犯罪組織による暴力が問題になっている。

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