リニア県境ボーリング調査 静岡県が山梨県、JR東海と3者合意のもと認める 午後にも正式表明

リニア新幹線の山梨県内のボーリング調査をめぐり、静岡県は、山梨県、JR東海と3者での合意のもと県境付近の調査の実施を認めることについて、6月18日午後にも正式に表明することが分かりました。

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リニア新幹線のトンネル工事の前の段階で行われる調査「高速長尺先進ボーリング」は地質や地下水について調べます。

静岡県はこれまで県境300m以内の調査を認めていませんでしたが、5月13日の県の専門部会は「科学的な観点からリスク管理ができる」としてボーリング調査を認める判断をしました。

<静岡県 鈴木康友知事 5月29日>
「調査自体は私はやるべきだと思います。調査なくして前には進みませんので」

鈴木知事は調査を進めるべきという考えを示していて、6月7日に山梨県の長崎知事と面会してボーリング調査の現場視察についても前向きな姿勢です。

JR東海によりますとボーリング調査は、6月7日の時点で静岡県境から339mの地点まで進んでいます。

関係者によりますと、県内の大井川の水量が変わった場合の回復措置などについて山梨県、JR東海と3者で合意した上で、ボーリング調査の県境付近での実施を認めることについて18日午後にも正式に表明するということです。

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