オーシャンブルー、オレンジ色の太陽、青く光る夜光虫…昼、夕、夜と表情を変える長島クルーズ 「言葉にならない美しさ」と観光客うっとり 

船上から夕日に染まる海や空を眺める乗客ら=長島町蔵之元沖

 鹿児島県長島町蔵之元で、夕暮れ時に海上の眺望を楽しむサンセットクルーズが始まった。空や波が色を変えてゆく神秘的な景色が観光客の人気を集めている。

 同町蔵之元港からグラスボートを運航する民宿えびす屋が企画した。「日中と夜のコントラストツアー」と題し、昼、夕方、夜の1日3回実施する。昼は海中のサンゴや奇岩、夜は青く光る夜光虫を観察できる。

 11日は関東からの旅行客らが乗船。オレンジ色の太陽が島々の向こうへ沈む様子に「丸くて大きな夕日」「空も海もすばらしい」と歓声を上げた。旅行中の相模原市の小田原孝一さん(65)、洋子さん(63)夫妻は「言葉にならない美しさ。昼の海も見てみたい」と話していた。

 1回の乗船料は大人1800円、子ども900円で要予約。えびす屋=080(5277)4069。

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