原油先物は小幅安、需要見通しに慎重

Georgina McCartney

[18日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅安。供給増加が予想される中、市場は世界の需要見通しについて慎重な姿勢を崩していない。

北海ブレント先物は0316GMT(日本時間午後12時16分)時点で0.13ドル(0.15%)安の1バレル=84.12ドル。米WTI先物は0.14ドル(0.17%)安の80.19ドル。

両ベンチマークとも前日には約2%上昇し、4月以来の高値を付けた。

BofAのコモディテイー&デリバティブストラテジスト、フランシスコ・ブランチ氏は顧客向けメモで「原油市場はしばらく軟調が続いているファンダメンタルズ(基礎的条件)に再び注目している」とし、世界の原油在庫や米国、シンガポールなどの石油精製品在庫が増加していると指摘。一方、世界の原油需要は第1・四半期に前年比で日量89万バレル増に減速したとし、第2・四半期はさらに伸びが鈍化する可能性が高いと予想した。

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