国債買い入れ減額方針、日銀の判断でコメント控える=鈴木財務相

Kentaro Sugiyama

[東京 18日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は18日の閣議後会見で、日銀が国債買い入れの減額方針を決めたことについて、金融政策の一環として日銀が自らの判断で行っているものだとし、コメントを控えた。

その上で、仮に金利が上昇する中でも今後の財政ニーズに応えていけるよう、国債の確実で円滑な発行と中期的なコスト抑制を基本的な目標としつつ、投資家のニーズを踏まえて適切な国債管理政策に努めていきたいと語った。

鈴木財務相は、国債を将来にわたって安定的に発行・管理するためには財政健全化を推進し、新規国債発行を可能な限り抑制することも重要だと指摘。「引き続き2025年度のプライマリーバランス黒字化に向けて歳出・歳入両面の改革を進め、借金に過度に依存しない財政構造を確立していきたい」と述べた。

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