おやじゴルフニュース「新・夏を乗り切るゴルフ 猛暑日のゴルフ対策をあれこれ考えてみた」

イラスト・とがしやすたか

最近の夏は暑いですね。いやほんと、ピーク時は40度近い猛暑日が続くなんて、子供の頃は思ってもみませんでした。そんな状況で、炎天下にゴルフをやるのはどうなのか? おやじにとっては自殺行為としかいいようがありません。昔からやっていることだからと、何の準備もしないでラウンドすると、大変なことになります。そこで猛暑日のゴルフ対策をあれこれ考えてみました。

1)クールカートの利用
昨年から話題になっていた、PGMで提供しているサービスにクールカートがあり、すこぶる評判がよろしいです。去年3回使って、物凄く涼しいことを実感。今年の夏ゴルフも、これで大丈夫かと思っています。

クールカートを簡単に説明すると、乗用カートの天井部分に設置された送風機と解釈されたし。クーラー機能はありませんが、風力が強く、性能が非常に良いのです。人感センサーがついてて、乗用カートに人が近づくと風が吹きます。風の強さも2段階になっていて、座席に座ってる間はかなり涼しいです。

こうやって書くとPGMの回し者みたいに見えますが、1円も貰ってませんからね。使い勝手がいいから推奨しているのです。

ちなみにPGMのコースのほとんどは、ビジター予約を受け付けてますので、基本誰でもクールカートは使えます。1コースに10台程度用意してあり、早い者勝ちです。一度騙されたと思って使ってみてください。

効率の良いクールカートの使い方ですが、フェアウェイ乗り入れ可能コースでのラウンドが望ましいです。さすればボール位置まで、涼しいままに近寄れるというもの。ラウンドするメンバーは少ないほうがいいですね。

2人がベストだけどそうも言ってられません。3人がいいかな。体力の弱い人に対し、ボールの近くまでカートを寄せてあげるのが、親切だと思います。

クールカートはPGMの自社開発なので、他社がなかなか真似できません。しかし、ネットで検索すると、乗用カートに装着する送風機みたいなものが勝手に売られています。近い将来は他社が真似して、送風機付きの乗用カートが一般的になる気がしますが、どうでしょうか。例えば乗用カートのメーカー、ヤマハさんとかが作るのはありだと思いますよ。

2)リゾートゴルフも結構暑い
夏の軽井沢は高原なので、東京よりは涼しいことになっていますが、最近の地球温暖化で、かなり暑くなっています。高いお金を出して、遠いところに行ったわりには、その恩恵が少ないかなあ。

見栄を張って高級リゾート地に行くと、家族やオネエちゃんに買い物を付き合わされて、散財することもあります。高原に行くなら、もっと標高の高い菅平や河口湖、八ヶ岳あたりまで行かないとですよね。

あと穴場は千葉の勝浦のような海側のリゾートですね。子供の頃、宮城の石巻という海沿いの街に住んでいましたが、夏は結構涼しかった記憶があります。千葉・茨城あたりのシーサイドは狙い目です。とはいえ 夏に場涼しい場所を探すのはなかなか難しい。場所が限られますからね。

3)自ら涼しくなる方法
リゾートも暑いとなると、自ら体を冷やすべく自衛をするしかないです。そこで登場するのが、去年からチラホラ見かけるようになった、小型扇風機付きウェアです。

着ている人の話を聞くと、凄く涼しいと好評です。ウェアの中を風で膨らませて、風を循環させる仕組みで、凄くデブに見えて動きづらいかなと思えますが、その見栄えさえ気にしなければもの凄く機能的なそうです。

ワークマン系のショップなどで、安く売ってるので、興味のある方はお試しあれ。

でさらに今年の期待新商品は、水冷服ダイレクトクールというシロモノ。山善という会社が工事・建設現場向けに作ったベストです。ベストの中には冷却液が入ったチューブが張り巡らされてあり、それを小型モーターで循環させるというもの。

作業着じゃなくベストなのが活動的でいいし、しかも首周りもケア。4時間半もつというので、ゴルフにも応用できそうですね。誰か試して報告してください。

4)ボディケア&紫外線対策
ゴルフをやって35年、右手の甲をじっと見ると、すげえシワくちゃでシミだらけ。一方、左手を見ると、白くてシミが少ない。左手はラウンド時にグローブをはめていますから、それだけガードされていたのです。

おやじ世代は、日に焼けるのが美徳で、それがモテる証だと思っていました。さすが今は肌を守らないと。皮膚ガンにすらなるリスクがありますから。日焼け止めを塗るのは当たり前ですが、それでもシミは出来やすい。

そこでコロナのときに培ったマスク装着ゴルフの応用がよろしいかと思います。顔にバンダナを巻いてラウンドする人がいます。それは賢い紫外線対策になっています。あと腕もインナーの長袖を着用する時代になりつつあります。沖縄にゴルフをしに行くと、観光客は短パンに半袖ですが、地元の人は長いズボンに、長袖インナーを着てゴルフをしています。

今、関東の夏は沖縄より暑いと言われています。だから紫外線対策をばっちりやる、沖縄バージョンでゴルフをしていいのかも。プレー後に着る服は、かりゆしが流行ったりしてね、そっちも真似るのか~。

5)足が攣る
若い頃はなかったのですが、おっさんになると、足が攣りそうになって困ってしまいます。原因は筋肉疲労に、水分&塩分不足です。そういうときは、アルカリ性スポーツ飲料を飲むのが一般的です。あれの成分は糖分と塩分に、ミネラル分を足したものです。

だからスポーツ飲料がないときは、塩アメの類を頻繁に舐めないといけない。だからコースの売店に梅干しの類が置いてあるんですよね。

おしっこや汗は、水以外のものが含まれてて、それが気づかずに放出されるのです。ラウンド中は足が攣りそうになるのは、予感がしてきてじんわりわかります。ピリリと足に走るものがあるからです。その時点で塩飴がもしないなら、友達に貰ってでも調達したほうがいいです。

そして、なんとか持ちこたえたと思って安心したときに、逆に足が攣る、そういうことがよくあります。自分の中では風呂上がり、すっかりくつろいで何げにソックスを履こうと思って、椅子に座り足を曲げたりしたとき、ピキキキッーと足が攣りそうになることが、あるのです。

だから風呂場でソックスを履くときは、慎重そのもの。足が攣らないようにソロ~リと靴下を履くので、その時は絶対邪魔をしないで下さい。あとラウンド中では、水分補給はもちろん、氷嚢での頭を冷やすのも大事です。特に首筋の裏側とかね。そういう部分を絶えず冷やして、熱中症が起きないように未然に防いで下さい。

我々日本人が今まで経験したことのない暑さでのゴルフをしているのです。我慢は禁物、体調が悪くなったらリタイアもありですよ。

◇ ◇ ◇
 
胸を張って「自分のゴルフマナーは完璧だ」と言えますか。実は知らないところで無作法なことをしているのでは? 関連記事→カップに入ったボールを拾うとき「カップの近くを踏むな」と言われた。なぜ?【今さら人に聞けないゴルフのマナー&作法 厳選シチュエーション10】

© 株式会社ALBA