シナリオアートが結成15周年を記念したメモリアルアルバム『sensitive sketch』を6月19日(水)配信リリース。ハヤシコウスケ(Gt, Vo)によるセルフライナーノーツ公開

女性ドラムボーカルを有する男女ツインボーカル3ピースバンド、シナリオアートが、7th Mini Album『sensitive sketch』を6月19日(水)0:00より配信リリースする。 なお、本作はHIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタルリリースをサポートしている。

結成15周年を記念した7th Mini Album『sensitive sketch』(フィジカル版・販売元:PCI MUSIC)がついに6月19日(水)に配信スタート。ハヤシコウスケ(Gt, Vo)によるアルバム全体のセルフライナーノーツがこのたび公開された。 15年目にして初めてのスタイルで制作された本アルバムには、これまでのシナリオアートとこれからのシナリオアートがぎっしり詰まった一枚に仕上がっている。

『sensitive sketch』セルフライナーノーツ

シナリオアートは今年で活動15年目。

バンド結成時とは、様変わりした時代を生きている。

流行も日ごとに変化している。

⻑い活動の中、必死で追いかけてみたりしたこともあったが、世間の流れみたいなものがどうでも良くなって、

今回はラフに好きなことをやってみようというモードに入った。

特にコンセプトを決め込むことも、打算的なこともない。

まるでスケッチをするように、目の前に広がる愛おしい景色を描いてみた。

そして今回は全員が作曲をするという取り組みをした。

曲制作なんてものは1人で行なった方がスムーズでブレがない。

昨今、ソロアーティストが台頭するのも効率がよいからだろう。

そんな時代でバンドであることの意味を考える。

バンドは人数分の意志があるからそれぞれの美学をすり合わせていくことが難しい。

しかし非効率な形態が “隙を作る” そんな隙を可愛いと思えた。

ずっと完璧を目指さないといけないと思いながら制作を続けてきたが、歳を重ね心境も変化した。

悟りなのか、疲れなのかいい意味で諦められるようになった。変化を面白がれる自分がいることに驚いている。

相変わらずダウナーでメランコリックだが、最後にはドラマチックな気持ちになれる。

3人の絶妙なバランスで制作したからこそ生まれた作品。

1枚でもお気に入りの絵があれば嬉しい。

──シナリオアート Gt/Vo ハヤシコウスケ

© 有限会社ルーフトップ