入所者に暴行した疑いで逮捕された施設職員の男「イライラしていた」と供述 亡くなった男性の食事などを介助していた【岡山】

岡山県の障害者支援施設で入所者の男性にけがを負わせたとして、職員の男が逮捕されました。調べに対し男は、「男性に対しイライラした」と話しているということです。被害にあった男性は病院に搬送されましたがその後、死亡しています。

傷害容疑で逮捕されたのは、障害者支援施設の職員の男(37)です。警察によりますと男はきのう(17日)午前11時半ごろ、和気町にある障害者支援施設で入所者の50代の男性の顔を壁に複数回打ち付けるなどの暴行を加えけがをさせた疑いです。

男性は病院に搬送されましたがその後、死亡しました。警察が搬送先の病院から男性が死亡した旨の通報を受け、防犯カメラなど捜査を行い男の容疑を特定、けさ逮捕したものです。男は約15年前からこの施設に勤務し、亡くなった男性の食事などを介助する生活支援員でした。

(障害者支援施設の管理者)
「(容疑者の)いままで虐待という行為を目の当たりにしたことも無く。どちらかというと陽気で、利用者の皆さんを盛り上げていた1人です。申し訳なかったとしか言いようがないですね」

警察の調べに対して「男性に対しイライラしていた。私がやったことに間違いない」と容疑を認めているということです。警察では、殺人や傷害致死容疑も視野に捜査し、日常的な暴行があったかについても調べています。

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