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安芸高田市吉田町にある戦国武将・毛利元就の墓所で木が倒れ、石灯籠4基が倒壊しました。
石灯籠が倒壊したのは、国の史跡に指定された吉田町の郡山城跡にある毛利元就の墓所です。
安芸高田市教育委員会によりますと、墓所のそばの斜面にあった高さ30メートルのカシの木が、地上3メートルのところで裂けて倒れ、別の木にぶつかってさらに折れました。この折れた枝が石灯籠にあたり、4基が倒壊したということです。
石灯籠は全部で11基あり、倒壊した4基は高さ2メートル以下で、江戸時代後期と大正時代に、地元や毛利家の子孫が奉納したものです。
墓碑自体に被害はありませんでした。15日に参拝者から報告があり、発覚しました。
安芸高田市教委は近く文化庁に「毀損届」を提出し、どのように復旧するかは所有者の毛利家と協議して決めるということです。
墓所では4年前の2020年以降、大雨や雪による倒木が続いているということで、市教委は「古くて危険な木もある。近く樹木の点検を実施する」としています。