ファンドマネジャー、6月は株式投資拡大 日本株は縮小=BofA

[ロンドン 18日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)の月次ファンドマネジャー調査によると、世界の投資家は6月も強気で、株式への投資を増やす一方でキャッシュは3年ぶりの低水準となった。

回答者の73%が今後18カ月間に米国のリセッション(景気後退)はないとみている。また84%が2024年のある時点で米連邦準備理事会(FRB)が利下げに踏み切ると予想している。

ファンドマネジャーはユーロ圏株式の保有を増やしており、5月の前回調査から12%ポイント上昇した。30%のオーバーウエートで、2022年1月以来の高水準となった。

調査は6040億ドルの運用資産を持つ206人のファンドマネジャーを対象とし、7─13日に実施した。政治的不透明感を背景とした先週のフランスを中心とする欧州資産の急落は部分的にしか反映されていない。

ファンドマネジャーは過去1年間非常に人気が高かった日本株の保有比率を縮小。前月比16ポイント低下し、オーバーウエートの度合いは23年7月以来の低水準となった。

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