中国SF小説『三体』映画化決定 監督は張芸謀氏

 16日のニュースアプリ「北京日報客戸端」によると、同日午前に行われた第26回上海国際映画祭(SIFF)のオープニングフォーラムで、北京光線影業有限公司の王長田董事長は、同社と三体宇宙(上海)文化発展有限公司が共同制作する映画『三体』の監督を張芸謀氏が務めることを正式に発表した。

 中国人作家・劉慈欣のSF小説『三体』三部作は中国SF小説の最高峰とされているが、その壮大な宇宙観と複雑なプロットのため、映画化は難しかった。以前にも中国の監督が映画化を試みたが、結局頓挫した。

 今回は張芸謀監督がメガホンをとるということで、期待が膨らむ。〔東京6月18日発中国通信〕

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