日本ハムがサヨナラ負けで3連敗 延長十一回に痛恨のバッテリーミス 先発のドラ1・細野は五回途中1失点

 11回、バッテリーエラーで植田が生還し、阪神がサヨナラ勝ち(撮影・山口登)

 「阪神2-1日本ハム」(18日、甲子園球場)

 日本ハムがサヨナラ負けで3連敗(1分けを挟む)。同点の延長十一回1死二、三塁で、8番手・矢沢の暴投の間に生還を許した。

 新庄監督は、ともに1軍初出場となるドラフト1位・細野(東洋大)と同2位の進藤(上武大)を先発バッテリーとして送り出した。

 細野は初回にプロ入り最速の155キロを記録するなど、四回2死までパーフェクトに抑える好投。だが、五回に四球、暴投、安打で無死一、三塁のピンチを招いた。梅野の初球セーフティースクイズは自らグラブトスで刺したが、続く小幡に四球を与え1死満塁としたところで新庄監督が交代を告げた。

 細野は5回途中2安打1失点6三振。「忘れられないマウンドになりました。バッターの顔を見たら、テレビの中の人でめちゃくちゃ緊張したので、顔を見ないようにして落ち着かせました。ストレートで押せた部分もありますが、フォークを振らせるボールが投げられなかったことは課題です。それでも5回を除けば良い投球ができたと思います」とコメントした。

 打線は1点を追う七回、2死二塁の場面で、新庄監督は代打清宮を起用。清宮は初球を右前に運ぶ同点適時打とした。

 3番に入った水谷は3打数1安打で代走を送られて交代。交流戦打率を・438とし、2015年に秋山(西武)が記録した・432を更新する交流戦史上最高打率を樹立した。

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