栃木県未来大使サトウヒロコさんが壬生中で講演 「夢」講座、生演奏も披露

壬生中の生徒を前に生演奏を披露するサトウさんら

 【壬生】県教委主催のとちぎ未来大使「夢」講座が14日、壬生中で開かれ、町出身でシンガー・ソングライターのサトウヒロコさん(42)が全校生徒534人を前に講演した。

 サトウさんは冒頭で自身の楽曲「RUN」を披露した後、志望高校へ合格するまでの過程を当時のエピソードを交えて言及した。「苦しい時やつらい時、自分で描いた夢や希望が助けになってくれる。明確に未来を想像したほうが夢をかなえやすい」と生徒に語りかけた。

 また、明日の予定や1年後までに達成したい夢などを記した「ドリームノート」を見せ、目標を達成する癖をつけることや未来を考える時間をつくることの大切さについて語った。

 講話の後半では、同校の生徒に向けて作った曲や「キセキ」「わたしの舟」など計5曲を披露。生徒たちは手拍子をするなどして曲に乗り、生演奏を楽しんでいた。

 生徒会長の3年船越悠太(ふなこしゆうた)さん(14)は「将来は研究者になりたい。大きな夢に向かって毎日の目標を決め、勉強を頑張りたい」と話した。

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