香港の競争力、世界トップ5に復帰

スイスのローザンヌにある国際経営開発研究所(IMD)は「2024年世界競争力年次報告書」を発表し、香港の世界ランキングは昨年の7位から5位に上昇した。6月19日付香港各紙によると、 4つの主要な競争力要素のうち、香港の「経済パフォーマンス」ランキングは昨年の景気回復を反映して大幅に向上し、「ビジネス効率」と「インフラストラクチャー」ランキングも上昇した。サブファクターに関しては、香港は「国際貿易」と「ビジネス規制」で第 1 位にランクされた。特区政府は「年次報告書は客観的なデータや経済界からの意見などの要素を考慮した上で、香港が世界で最も競争力のある経済の一つであることを引き続き確認した」と述べた。

「世界競争力年次報告書2024」によると、今年はシンガポールが1位、スイス、デンマークが3位となり、昨年7位の香港が今年は5位となり、世界トップ5に復帰した。4つの主要な競争力要因のうち、香港の「経済パフォーマンス」は 昨年の 36 位から 11 位に上昇し、「政府の効率性」は昨年の 11 位から7 位に順位を下げた。「インフラ」のランキングも昨年の13位から9位に上昇した。下位要素の観点から見ると、香港は「国際貿易」と「ビジネス規制」で第 1 位にランクされ、税制政策、国際投資、基本インフラ、金融、教育の分野では世界のトップ 5 にランクされた。報告書は「香港は今年、土地と人的資源の制約を克服するだけでなく、複雑な外部環境と進行中の地政学的な緊張に対処する必要がある」と述べている。

© HKP