「溶連菌」感染者数4週ぶり全国最多 死に至る場合もある「劇症型」はすでに去年を上回る 山形

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)の県内の1定点医療機関あたりの感染者数は7.75人と、4週ぶりに全国で最も多くなった。

県衛生研究所によると、6月10日から16日の1週間に報告された「溶連菌」の感染者数は県全体で217人で、前の週から13人減ったが、依然「警報レベル」が続いている。
1定点医療機関あたりでは7.75人で、4週ぶりに全国で最も多くなった。

<保健所別>
置賜 14.8人
山形市 10人
村山 7.43人
庄内 4人
最上 1人

また、手足の腫れや激しい痛みを引き起こし、最悪の場合、死に至る「劇症型溶連菌」にも注意が必要。今年、県内では「劇症型」の報告数が11件と、すでに去年1年間を上回り、死者も出ている。
劇症型溶連菌について県は、傷口から菌が入り込むケースがあるとして、けがをした場合は消毒などで傷口を清潔に保つようにしてほしいと呼びかけている。

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