市議の発言時間が削減された高松市議会「試行錯誤しないとわからない」時間をオーバーして注意を受ける場面も

高松市の6月議会は質問戦が行われています。長時間に及ぶ傾向にある議会の円滑化をはかるためとして、市議の発言時間が変更された中、きょう(19日)は、少数派議員が初めての質疑に臨みました。

高松市の6月議会では、議事運営の円滑化のため、これまで一律50分だった各会派の代表質問を所属する人数に応じて30分~60分とし、2人以下の会派と無所属議員の質疑は15分に削減しました。

少数派議員からは「議会のチェック機能を緩めることになる」など反対の意見があがっています。

きょうは少数派議員が15分間の質疑に初めて臨みましたが、時間をオーバーして注意を受ける場面もありました。

「37番議員に申し上げます。発言通告による質疑の時間を相当超過しておりますので以後の発言は簡潔にお願いいたします」

(高松市議会 茂木邦夫議員)
「できるだけ簡潔に、ポイントを絞ってやらせてもらったつもりでも、やっぱり議案の審査に必要な質問というのはたくさん出てくるんですね。答弁が全然かみあってなかったり聞いたものが答えてないという時がある時に、やはりそれを再質問するって記者会見とかでも普通にあると思うんですけど。これができなくなってしまう」

(高松市議会 大見昌弘議長)
「時間はオーバーしましたけれども、許容範囲内で収まったかなと思うんです。どれが議員にとって市民にとって一番良いのかなというのはおそらくやって試行錯誤しないとわからないと思います。ただ今まで慣例的にずっと引き継いできたことが少しずつでも変わっていっているというのは事実だと思ってますので」

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