スーパー駐車場で「青空販売」のワケ 災害時に店舗損壊を想定した訓練 地域住民の被災後の暮らしを支えたい=静岡市

6月19日、静岡市内のスーパーの駐車場で、「青空販売」が行われました。これは、ある訓練の一環として、行われたものなんです。

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<店舗スタッフ>
「訓練、訓練。地震発生、地震発生。揺れがおさまるまでその場で伏せ、頭を守ってください」

スーパーの営業中、震度7の地震が発生した想定で行われた避難訓練。店舗のスタッフのほか近隣住民なども参加し、ヘルメットの代わりに買い物かごをかぶり、店の外へと避難しました。

避難訓練の後に行われたのが、駐車場での「青空販売」。これも地震の影響で、店舗が損壊したことを想定した訓練です。

<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「店頭販売では、こうした乾パンなどの保存食のほか、災害から少し時間が経ってガスが復旧したことを想定して、レトルト食品も扱っています」

また、レジが使えない状況を想定し、すべての商品を100円にしました。今回の訓練を行った背景には、地域住民の被災後の「暮らし」を支えたいという狙いがあります。

<訓練に参加した近隣住民>
「(災害時)実際にこういうことがあるという現場に即していていい」

<しずてつストア流通通り店 中嶋一雅店長>
「地域のお客様にどれだけ貢献できるかを踏まえての訓練。必要なものがあるのかないのか、再度品ぞろえを確認したい」

静鉄ストアでは災害に備え、家庭でも、日頃から1週分の食料と水を備蓄をしてほしいと呼び掛けています。

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